2021-05-19 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
干拓農地の農業者の皆さんが農業をしなきゃならぬ、これは非常によく分かります。ですから水が必要だ、これは非常によく分かる。そこは畑作農業が中心ですから、それに必要な水をどう確保するのか。水田とは違う水の量ですよ。それはよく分かるんです。それも含めた上で何がしかのことを話し合っていかないと。 これまで、四年以上にわたって開門しない前提の基金案だと動かなかったんですよ。
干拓農地の農業者の皆さんが農業をしなきゃならぬ、これは非常によく分かります。ですから水が必要だ、これは非常によく分かる。そこは畑作農業が中心ですから、それに必要な水をどう確保するのか。水田とは違う水の量ですよ。それはよく分かるんです。それも含めた上で何がしかのことを話し合っていかないと。 これまで、四年以上にわたって開門しない前提の基金案だと動かなかったんですよ。
淡水化された調整池の水は諫早湾干拓事業によって造成された農地へのかんがい用水として利用されておりますし、また、干拓農地の農業者の皆様方からも、調整池が塩水化することによりまして塩害等が発生するというような強い懸念が示されているところでございます。
○野上国務大臣 今申し上げましたとおり、干拓農地の農業者の皆様からは調整池が塩水化することによって塩害や潮風害が発生するといった強い懸念が示されているところでありますが、各排水門の今後の操作に関する御提案であれば、それにお答えすることは、係争中の訴訟に関わる具体的な対応について臆測を呼ぶものとなるため、適切ではないと考えております。
干拓農地というのは、写真にありますように大規模農業でありますから、被害が半端ではありません。この農家の場合は、大根十町で約三千万円、ブロッコリー六町で約一千五百万円、レタス三町で約一千五百万円の被害が出ているわけであります。 私、三年前にもこの問題を農水委員会で尋ねたんですけれども、十二月二十日に大臣は現地を訪れましたね。この話を聞かれたでしょうか。 現行の対策では効果がありません。
これまで私が何度も委員会で取り上げてきましたように、干拓農地は、潮受け堤防が締め切られて、調整池の汚濁など、農業に適さない農地の欠陥が次々と明らかになっています。二〇〇八年に四十二経営体による営農が開始されていますけれども、十二もの経営体が干拓農地における営農から離脱しました。営農を継続している二つの経営体からは、農地の欠陥を理由とする損害賠償や開門を求める訴訟が提起されています。
これは、漁業者の皆さんにとっても、あるいは干拓農地で農業を行っている皆さんにとっても、不安定な地位が続いている。ちなみに、干拓農地においては、干拓地において農業をやられた方々が、なかなかうまくいかなくて撤退が続いている例もあります。 そういった極めて双方が不安定な状況になっている中で、農水省が積極的なイニシアチブを私は発揮していかなければならないときに立っていると思います。
今回、今先生お話ございました営農者の方の訴訟でございますけれども、長崎県農業振興公社から干拓農地の利用権の設定の更新が認められない二名の方がいらっしゃいますけれども、その方が国と長崎県などを被告といたしまして、調整池を基地とする野鳥による食害の損害賠償と排水門の開門を求める訴えを提起して、現在、長崎地裁において係争中であるものでございます。
○齋藤国務大臣 個々の問題については、それぞれ対応を考えてしていくと局長からも答弁いたしましたが、開門反対の方だった営農者が開門を主張し始めているという点につきまして、長崎県農業振興公社から干拓農地の利用権設定の更新が認められなくて、土地の明渡しを求められている二名の方が、国、長崎県等を被告として、調整池を基地とする野鳥による食害の損害賠償と排水門の開門を求める訴えを提起し、現在、長崎地裁において係争中
鳴り物入りでつくった諫早湾干拓農地、そして潮受け堤防、有明海異変を起こし、今、干拓農地でこれだけの問題になってきているわけなんですよね。このシビアな現実をやはり直視する必要があると思います。 漁場も、そして営農地も、しっかりと安心して第一次産業が成り立っていくためには、農水省は今の考え方を変えるべきであります。非開門にこだわった和解協議の提案は、漁民原告は受け入れられないと言っている。
今先生お話ございました諫早湾干拓農地のカモ被害でございますが、先ほどもちょっと御答弁させていただきました、二十五年度に初めて被害報告を私どもいただきまして、その後も低位で推移をしておったんですが、二十八年度に二千三百万円ということで急増しておるということで、原因究明も含めて、被害対策、これからしっかりやっていかなきゃいけないというふうに認識をしておるところでございます。
○田村(貴)委員 それで、対応を検討していただきたいことがたくさんあるわけなんですけれども、この間、干拓農地ではたくさんの問題が生じています。その一つが、カモによる食害であります。 資料1をごらんいただきたいと思います。 諫早の営農地でおととい私が撮ったものでありますけれども、この霜よけシートを破って、カモがレタスを食べているわけであります。食いちぎられています。
諫早湾干拓工事について、きょうは干拓農地のことについて、さまざまな問題について質問をさせていただきたいと思います。 国営諫早湾干拓事業は、二〇〇八年から経営体等によって、貸付けがされ、今、十年たっていますが、農業が行われているところであります。 まず最初に、大臣に伺います。
まず、委員御指摘のとおり、諫早干拓事業は、干拓農地を造成するというだけでなくて、防災上の効果も大きなものがございました。そういう意味で、農業面、防災面を含めましてその効果を維持していくということは非常に重要な課題だと思っております。
しかも、本委員会でも長崎県議会の事例を自民党委員が取り上げているように、本修正案提出の背景には、昨年九月、金子原二郎参議院議員と谷川弥一衆議院議員の親族企業であるT・G・Fが諫早湾干拓農地に入植した経緯等の疑惑解明のために、長崎県議会百条委員会が設置され、両国会議員らが出頭要請等についてこれを拒否してきた問題があります。
諫早湾干拓農地の入植者選定手続の適否については、これまで県議会・県政改革特別委員会において、関係書類の提示や長崎県農業振興公社の当時の事務局長等を参考人として出席を求めながら、五回にわたって集中審議をしてまいりました。
それで、一体その干拓農地はどうなっているかと思いまして、この間、現場を見てまいりました。森山地域や吾妻地域、こういうところも行ってきたわけですが、防水のための排水ポンプが非常に老朽化している。そして、干拓地で水の被害から農地を守ることが農民にとってどんなに大変な御苦労を伴うものであるかという話も聞いてまいりました。
しかし、長崎県のあの干拓農地に入植しておられる農家の皆さん方、これ企業法人の人たちも入っていますよ。そして、生産に意欲を持って入植をされた皆さん方に被害があるようなことはしちゃいけない。そういう不安を長引かせる、長引くことによって不安を増幅しますよ。間違いなくそういう開門調査、開門をする、開門をするということは決まったんですよ、開門調査をするということは。
特に、御案内のとおりに、あそこの干拓農地は水稲を作っていないんです、米を作っていないんです。野菜を作っているんですよ、野菜を。野菜はどちらかというと塩に一番やっぱり弱いんですよ。米はある程度潮風が吹いても、それは台風みたいなやつはやられるけれども、野菜ほど被害は大きくないです。
あそこの干拓農地というのは、増反とか食料の自給率を上げるために造ったんで、結果的に干拓地を造ったところなんですね、実際は。そして、開門調査をせろというアセスの要求があるんですね。その中で、開門調査をした場合に影響があることは現実的に事実なんですよ。
最後に、農地法にも関係することですけれども、安来の中海の干拓農地についての質問をさせていただきたいと思います。大臣の御地元と私の地元のちょうど境、県境のところにあるところです。 この干拓農地ですが、残念ながらほとんど利用がされておりません。私も現場に行きましたけれども、耕作放棄地がかなり広がっております。
それから、関係地域について申し上げますと、開門調査に際しまして環境影響を受ける可能性がある範囲と認められる地域でありまして、本件環境アセスメントで実施することとしている漁業生産、それから農業生産、背後地防災にかかわる環境影響評価項目等を踏まえて、有明海とか諫早湾、調整池、それから干拓農地や背後地を考えているところでございますけれども、これにつきましても関係者の意見を伺いながら決定していきたいと、このように
先日、地元である陳情がございまして、干拓農地についてなんですけれども、その方は営農をされたんですけれども、うまくいかなかったと。野菜を栽培したけれども、うまくいきませんでしたと。うまくいかなかったこと自体は別にだれのせいでもなく、御本人はとにかく自分がやり方がまずいのかもしれない。 ただ、とにかく土地をほかの農業をやってくださる方に売りたいのだけれども、そこでネックになっていることがありますと。
○亀井亜紀子君 では、時間ですので終わらせていただきますが、せっかく造った干拓農地ですから、是非利用できるような方策をよろしくお願いをいたします。 以上で終わらせていただきます。ありがとうございます。
時間の関係で、もう一点今日聞いておきたいんですが、一方で、干拓農地では四月から営農が開始されました。その干拓地農業者の選考について、入植者の一つに株式会社T・G・Fという会社がございます。ここは小江干拓地の一番国道に近いところに三十二ヘクタール、東京ドーム七個分に相当する広大な土地をリースを受けて入植をされました。
委員長、今のこのT・G・Fが常時従事者の要件を含めて農業生産法人としての要件を満たしているのか、干拓農地の入植者としての資格条件を満たしていたのか、その詳細を政府が調査をして、当委員会に報告をさせるようお計らいいただきたいと思いますが、お願いします。
これは、当時、食料増産の要請を受けまして、昭和三十八年から四十五年まで、干拓が始まりまして完成した干拓農地でございます。
○亀井亜紀子君 この干拓農地の問題についてもう少し続けたいんですけれども、現地に行って思ったことは、事業は終わりましたけれども、この諫早の問題、農業にしても漁業にしても、全くこれで工事が終わったからといって終わっていないんだなということなんですね。 農業に関しては、今、現地で県を相手に公金支出差止め訴訟というのがあると知りました。
そうして、諫早干拓農地にも、そういうところに生かすということも考えております。 日本農業新聞には、三月二十八日には非常に明るいニュースの一つが飛んできました。これは見たでしょうか。
○政府参考人(太田信介君) 今後、干拓地におきましてどのような営農を展開していく考えかという御質問でございますが、諫早湾干拓事業におきましては、長崎県、地元市町、農業関係者から、平たんで大規模な干拓農地の早期の創出につきまして強く要請されておりますとともに、関係機関の方にも直接干拓地利用の問い合わせが寄せられている状況にございます。
環境省にお伺いしたいと思うんですが、諫早湾の干拓事業で、今年六月、干拓農地も半減すると、こういう事業計画の変更があったわけでございます。